Cookie(クッキー)とは?
Cookie(クッキー)とはWebサイトがユーザーの情報を一時的に保存するための仕組みのことです。
オンラインショップやSNSなどで、一度ログインした後、
次にもう一度開いたときに、ログインしたままになっていた!っていうこと覚えがありませんか?
Cookieはあなたが訪れたサイトの情報を記憶し、次回のアクセスをスムーズにしてくれるんです。
Cookieの用途
Cookieは、さまざまな場面で使われています。代表的な用途を紹介します。
① ログイン情報の記憶
先ほど説明したように、SNSやオンラインショップにログインすると、次にサイトを開いたときに再ログインなしでアクセスできることがあります。
これは、Cookieがあなたのログイン情報を覚えているからです!
例: Amazonで一度ログインすると、次回アクセス時にログイン状態が維持される
② サイト設定の保存
Cookieは、サイトのデザインや言語の設定を記憶するためにも使われます。
例えば、あるWebサイトで「ダークモード」を選択した場合、次回アクセス時にもその設定が適用されます。
例: 「英語サイト」を日本語表示に変更すると、その情報がCookieに保存され、次回も日本語表示される
③ ショッピングカートの保存
オンラインショップでは、買い物カゴに入れた商品をCookieで記憶することができます。
これにより、一度ページを閉じても、カゴの中身が消えずに残っているんです!
例: ECサイト(楽天市場など)で商品をカートに入れ、後でアクセスしてもその商品が残っている
④ 広告の最適化
Webサイトは、ユーザーの興味関心に合わせて広告を表示するためにCookieを利用することがあります。
過去に閲覧したサイトの情報を元に、関連性の高い広告が表示される仕組みです。
例: 「カメラ」の商品ページを見た後、他のサイトでもカメラ関連の広告が表示される
Cookieはインターネットライフをすごく便利にしてくれるすごいやつ!
Cookieのデメリット
上で挙げた用途がメリットになる一方、Cookieにはデメリットも少なからず存在します。
①プライバシーの問題
上でのメリットがそのまま裏返って、「どのページを見たか」「どの広告をクリックしたか」などの
データが保存されることで、悪意のあるユーザが情報を悪用する恐れがあります。
対策としては、以下のものが挙げられるよ!
・ブラウザのシークレットモードを利用する。
・ブラウザの「追跡防止機能」をOFFにする。
・Cookieを定期的に削除する。
②セキュリティの問題
Cookie自体は危険なものではないですが、ハッキングや不正アクセスの足掛かりにされることがあります。
→「セッションハイジャック」 → 悪意のある攻撃者がCookieを盗み、ログイン情報を不正利用する
→ 「クロスサイトスクリプティング(XSS)」 → 悪質なサイトがCookieを利用して攻撃を仕掛ける
→ 「クッキー偽装」 → 偽のCookieを作成し、不正にログインさせる
対策としては以下のものが挙げられるよ!
・アドレスが「https」から始まっているサイトを利用する。
・パスワードをブラウザに保存しない。
・定期的にサイトからログアウトする。
③ストレージへの負担
Cookie自体は基本的に小さいファイルですが、頻繁にサイトを使って削除しないままだとどんどん溜まっていき、ブラウザの動きを遅くすることがあります。
対策としては以下のものが挙げられるよ!
・ブラウザの設定から「閲覧履歴データの削除」を行う。
(「Edge Cookie 削除」「Chrome Cookie 削除」などで調べれば詳しいやり方が出てきます!)
・不要なサイトのCookieをブロックする。(そもそも保存させない)
まとめ
CookieはWebサイトがユーザーの情報を記憶するための仕組み!
少しデメリットについても触れましたが、インターネットをより便利にする技術であることは間違いありません。
必要な情報は活かしつつ、不要なCookieは削除して快適にインターネットを使いましょう。